警官「猛犬がいるので迂回してください」 → コワモテのA先生が出てきて…

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15 : 名無しさん@おーぷん 2015/09/17(木)03:09:28 ID:Kfe
15年くらい前、私は東京某所の専門学校に通ってた。
専門学校といっても、より上級の学校に入るための予備校みたいなところ。
その学校にA先生という、講師陣の中で最年少(当時30代前半)で、課題も多く指導が厳しんだけど、上級学校への合格率は半端なく高い人がいた。
見た目もコワモテで、私たち学生たちはヤクザとか極道なんてあだ名つけてたw

ある日、講義が終わって校舎の外に出ると、お巡りさんが交通整理をしてる。
なにがあったのかと聞けば、猛犬がこちら側の歩道から動かないので、迂回してほしい、と。
野次馬の間から覗いてみると、15メートルくらい先、歩道の真ん中で大きなシェパードが歯を見せながら、人間を威嚇している。
(こわっ!)と思って、回り道しようと振り向いたら、A先生。
A先生は「ん… だいじょうぶだな」と犬に向かってスタスタ歩き始めた。
警官が制止しようとしても、一切かまわずスタスタ。
犬も、A先生に気付いてバウバウ!と猛烈に吠えはじめる。
警官は「危ないから下がりなさい! 犬が興奮しますから!」
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16 : 名無しさん@おーぷん 2015/09/17(木)03:10:49 ID:Kfe
A先生、犬の2メートルくらい前に出ると、歩道に胡坐をかいた。
で、冷静に「どうしたの、おまえ? なにが嫌なの? 怖くない、怖くない。ほら、おいで」と手を出して手招きを始めた。
犬は相変わらずバウッ!と吠えるんだけど、全く意に介さず、「いいから、おいでって。だいじょうぶだから」と。

1-2分すると、犬は吠えなくなり、(なんだ? こいつ?)って感じでA先生を凝視。
A先生は、高い音の口笛をピィー…と吹きながら、指をまっすぐ上に突き出し、ゆっくりと前に降ろす。
そしたら、犬がゆっくりとやってきて、先生の指をクンクンと嗅ぎ始め、やがてペロペロと舐めはじめた。
A先生は「ほらな? はい、おいで。もう、大丈夫だから」と犬の首をワシワシ。
犬は、先生の首やら顔をベロベロと舐めた。
ワシワシ、ベロベロ、ワシワシ、ベロベロ…
(え? あの犬、先生の知り合い? お友達)って感じ。

野次馬たちから「ほぉー」とか「ふぅー」といった安堵の声が出始めて、先生が「うちの学校の駐車場まで連れて行きますから、そっちの道を開けてください」と。
先生は、犬の首輪を手に持って、屈んだ姿勢のまま、学校へ戻る。
犬は、先生の顔を見ながら、おとなしく従う。
17 : 名無しさん@おーぷん 2015/09/17(木)03:11:43 ID:Kfe
その後は、聞いた話だけど、首輪についてた鑑札?から、飼い主判明。
なんと、2日前に埼玉あたりから逃げたと。
幸い誰にも怪我をさせてはいないので、飼い主の厳重注意で終わったらしい。

私たちは、興奮状態のあんな巨大な犬を、数分で手なずけてしまったA先生に衝撃を受けた。
本当に不思議だった。

千葉の紀州犬銃殺事件で思い出したのでカキコ。
28 : 名無しさん@おーぷん 2015/10/04(日)17:52:27 ID:NYG
その先生の授業、受けてみたいって思った
sk2ch: 突然ですがおすすめの記事を紹介します
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