クズ「これ返す…」 家族「あっ！無くなってた人形！」 自分「あれ？なんか違くね？」

スレチかもしれないけど投下。

うちには曰くつきの人形がある。
ばあさま曰く、明治時代に夭折された若様を模して作られた由緒あるもので、その若様が人形に入っていらっしゃるそうだ。

ある日その人形が盗まれた。
泥棒というか、まあ、何というか母の知り合い(以後Aさん)にだ。

一ヶ月後、その人形は無事に帰ってきた。
返しに来たAさんは憔悴しきっていて、手足には包帯。
聞けば、ドリフのような落し物(棚の上から落下物→頭にスコーンとあたる)が続き、ついには枕元には白い狐様が立ち「かえせ…かえせ…と手首足首をべちべち叩いたそうな。
叩かれた後はくっきりと跡が残っていた。

肉球型に

あれ、ちょ、おま、人形についてたのって若様じゃなかったの？狐なの？
え？と軽く混乱しつつも、さくっと24。
Aさんはさらに余罪がぽろぽろ出て、逮捕された。

にくきう(*´Д`)ハァハァ

肉球で和んだｗ

若様がお狐さんの親友か大事な人だったのかもしれん
んで、おうちの狐はんが取り返しに行ったんでは

お二方とも大事にしなはれ

それ以来、若様人形へのお供え物のラインナップに

・あんこたっぷりのお団子
・ミルフィーユ
・プリン
・ロールケーキ
・イチゴ大福
・ぶどうのゼリー
・油揚げ　←New!
・稲荷ずし　←New!
・厚揚げ　←New!

一回で全部備えるわけじゃなくて、母が何となく今日はこれかなと思ったものをお供えしてます。
女性が着替えさせると何故かその日のうちに小さな怪我をするので、若様の人形の服を新調して着替えさせる係は俺です。

お召し替え係、女はダメで男ならいい理由は何だろう…

若様が恥ずかしがってるのか
白狐が嫉妬してるのかｗ

狐の嫉妬に１票
狐は女の子かも知れぬ