司法書士「亡くなった父親の遺言書を公開するのでホテルに来て」と航空チケットが同封 → 行ってみると知らない2人がいて…

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衝撃的体験
594 : 名無しさん@おーぷん 20/03/14(土)12:56:19 ID:O1.7y.L2
4歳の時に両親が離婚して母に引き取られた。
理由は“性格の不一致”だったそうだが、詳しいことは聞いていない。
聞いても話したがらないので深く突っ込んで聞いたりはしなかったが
なんとなく、父を憎んでいるような感じではなかった。

離婚後、母の里に戻っていたのもあってか
父との面会は一度もなく、父の顔はすっかり忘れてしまった。
が、その反面、20歳になるまで養育費はちゃんと振り込まれていたそうだし
入学金なんかも別途に振り込まれたそうだから、少なくとも責任感のある男ではあったようだ。

現在結婚して娘がいる。
母は数年前に発症した認知症が進み、老人ホームに入所している。
娘が持病を持っているため、妻は専業主婦。
ホームに月に20万ほどかかっているので、母の年金だけでは到底足りず
バイトを入れたりもしているが、正直一馬力ではキツイ。
妻は一生懸命やりくりしてくれて感謝しかない。

そんな矢先、司法書士を名乗る男性から電話があった。
父が亡くなり、遺言書を公開するので某ホテルに来てほしいとのこと。
後ほど文書を送るからよろしくお願いしますと。
それからすぐに文書が届き、遠方のホテルだったが航空チケットも同封されていた。
なぜホテル?と疑問に思いつつ、出掛けていった。

すると、通された会議室みたいな部屋には俺の他に2人いて
父の再婚相手との子供かな?と想像していたら、話はもっと斜め上を行っていた。
あとから入ってきた司法書士と、老夫婦。
老夫婦の方は父の兄夫婦、つまり伯父夫婦になるわけだが、このふたりは最後まで殆ど言葉を発しなかった。
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595 : 名無しさん@おーぷん 20/03/14(土)12:56:34 ID:O1.7y.L2
父は母と離婚したあと2度再婚し、2度離婚し、死んだ時は独身だったらしい。
それぞれの再婚相手との間にひとりずつ子供がいて、それが目の前にいるこの人たち。

父はわりと奔放に生きていた人だそうだが、祖母(父の母親)がきちんとした人で
離婚後、嫁や孫のための送金はその人がきっちりやっていたらしい。
父の実家はかなりな資産家だそうで、祖母が亡くなったあとは目の前の夫婦がそのあたりを引き継いでやってたらしい。
(なんか、らしい・らしい・ばかりで読みにくくてすまん)
なんだ、父が責任感があったわけじゃないのか・・・と少しガッカリした。

集められたのは相続の為で、3人それぞれ相当な金額をもらうことになった。
相続税を引かれても、あと少しで9桁に届くぐらい。
後日郵送するようにと書類一式を受取りお開きになったが、他のふたりと共にぽかーんとなった。

その後なんとなく3人でラウンジに入り、色々話をしたんだが
他のふたりも、母親は父のことを悪く言わなかったそうだ。
いい加減な結婚生活をしていながら憎まれることのない男ってどんな人だったんだろう。
生きているうちに一度会ってみたかった。

ふたりとは、敢えて連絡先は交換しあわずに別れた。
司法書士の話は色々腑に落ちない部分があるものの、突きつけても意味がないし、おかげで母の入所費用に困ることもなくなったし、妻に苦労かけることもなくなった。

母が認知症じゃなければ、昔の話をこれからでも聞けたのになと
それだけが残念だ。
sk2ch: 突然ですがおすすめの記事を紹介します
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